「リング」「クロユリ団地」などを手掛けてきた中田秀夫監督の最新作「劇場霊」が11月21日に公開。日本ホラー映画の原点である「女優霊」から20年、あらたな“劇場”を舞台にした本作で、主演を射止めたのは今回が本格的な演技初挑戦のAKB48の島崎遥香さん。絶叫シーンや恐怖におののく姿など“ぱるる”の新境地が観られる本作の舞台裏から、島崎さんの素顔まで、彼女の魅力に迫ります!



『女優さんって、大変だなって思いました(笑)』



――今回の「劇場霊」はAKB48の全メンバーでオーディションをして決まったそうですが、どんなオーディションをし、監督からは主役に決まった理由などを聞かれましたか?


島崎:オーディションでは映画の中のワンシーンを演じたりしましたが、私が決まった理由は監督からは直接的にはありませんでした。


――中田監督は「ホラー映画」の名監督ですが、ガッツリ組んでみていかがでしたか?


島崎:女優さんって、大変だなって思いました(笑)。


――どのあたりが?


島崎:数ヶ月間、自分以外の人であり続けるというのは気持ち的にも疲れる部分がありました。朝早くから夜遅くまで役と過ごす日々が続くのは肉体的にも精神的にもやっぱり大変でした。


――今回島崎さんが演じられた沙羅は、本格的な女優を夢みながらなかなか目が出ないという役どころですが、どういう意気込みで挑戦されましたか?


島崎:とにかく「お芝居をやりたい」っていう熱い気持ちを持っている子なのでそこをちゃんと表現しようと思いました。


――役とご自身がリンクする部分はありましたか?


島崎:なんだろう…「ズルはしない」という部分は一緒かなと思います。



『“理由のある負けず嫌い”というのはあるかもしれません』


――劇中では主役の座を狙うために、女性の欲望や本音など「裏」の顔も描かれてもいますが、島崎さんご自身、女性の中にいることで「大変だな」と思うことはありますか?



島崎:そうですね。やっぱり映画にも描かれていたような争いとかってもちろんあるし、難しさっていうのはありますけど、でも女子同士にしか話せないようなことや楽しいこともありますから。どこも一緒かなって思います。


――キャスト陣も女性たちばかりでしたが、撮影の現場ではどのように過ごしていましたか?


島崎:監督が「私語は禁止」とおっしゃっていたので、あまり・・・というかほとんど話さないで終わったんです。共演シーンが多かった足立(梨花)さんとも全然喋らなかったです。もとからそんなに自分から話しかけるタイプでもないですけど(笑)。


――それでは、ガッツリ沙羅としていられたんですね。


島崎:はい。毎日が朝から夜まで撮影だったので、家に「役を持ち帰る」時間もないくらいずっと撮影でした。


――劇中では、主役を取り合う負けず嫌いの女優さんが多かったですけど、島崎さんご自身は負けず嫌いな面はありますか?


島崎:そうですねぇ…「理由のある負けず嫌い」というのはあるかもしれないです。「あの人より上に行きたい」とか、そういうものは全くないですね。



『人から言われることって、すごい気にするタイプです(笑)』



――劇中に「女優だってみんな違っていい」「私に何が足りないか教えられた気がします」というセリフがありましたが、演じていて「自分にもっとこんなことがあったらいいのに」とかいうものはありますか?


島崎:「何も気にしない」ということを身につけたいです。結構気にしちゃうタイプなので何を言われても気にしないような、軽い人間になりたいなって思います(笑)。人から言われることってすごい気にしちゃうタイプだから、人を結構見ちゃいます。


――そうなると、こういう世界で活躍することもバランスをとるのが大変だったりするんじゃないですか?


島崎:大変ですね、(バランス)取れてないです(笑)。もうちょっと強くなりたいです。


――今後映画やドラマで演じてみたい役はありますか?


島崎:探偵役をやってみたいです。小さい頃に探偵の仕事内容が描かれたテレビを見たのがキッカケで探偵になりたいと思っていた時期がありました。


――昔からアイドルになりたかったわけではなかったんですか?


島崎:ないですね。


――本作は本格的な「女優」としての作品になるわけですが、アイドルとの違いや魅力などは感じましたか?


島崎:今回は舞台女優の役ということもあって、声量が一番違うな、と思ったのと、なんでも大袈裟に、オーバーに演じるという部分はかなり違う所でした。普段アイドルとしての私たちは本当にタイムスケジュールの中でいろんなことをやっているので、今回の「映画」のように一つのものに対して数ヶ月間、時間をかけて何かを創り上げるということは初めてでした。でもそれは素敵なことだなと思いました。



『ハッピーエンドって人生でそんなに起こり得ないっていうか…(笑)』



――ちなみに、ホラー映画はご覧になりますか?


島崎:普段は観ないんですけど、今回撮影する前に何本か観ました。


――何を観ましたか?


島崎:『リング』と『クロユリ団地』と『仄暗い水の底から』です。ホラー映画ですけど、怖いというよりも感動しました。『クロユリ団地』泣けますよね(笑)。


――好きなジャンルはありますか?


島崎:暗い映画が好きです。ハッピーエンドじゃない作品が好きです。


――暗い作品に惹かれる理由ってなんでしょう?


島崎:なんだろう…ハッピーエンドって人生の中でそんなに起こり得ないっていうか(笑)。現実味があるものが好きです。日常的にあるものを描いている方が共感できたりするので惹かれるのかもしれません。


――暗めの映画で一番好きな作品を教えてください。


島崎:えー、迷っちゃうな…。でも暗くて泣けるっていうのは『八日目の蝉』とか。一番泣けましたね。


――いずれそういったジャンルの作品にも出てみたいと思いますか?


島崎:はい、暗い映画は出てみたいです。



『“私のおばあちゃん”みたいな優しい女性になりたいです』







――先ほど「数ヶ月その人であり続けなくてはいけなくて気持ち的にも疲れる」とおっしゃっていましたが、現場での疲れた時のリフレッシュ法や気持ちの切り替え方とかはありましたか?


島崎:好きなモノを食べたりしていました。シャインマスカットが好きなんですけど、今回山梨での撮影が多かったのでぶどうが美味しかったです。あとはなんだろう…雑誌を見たり、「これ終わったら買い物に行こう」とか考えたりして切り替えていました(笑)。


――お休みの日は何をして過ごしていますか?


島崎:とにかく寝てます(笑)。あとはなんだろう…友達とご飯に行ったり、家だとひたすらテレビを観てます。


――どんな番組を観ますか?


島崎:毎週録画している番組が結構いっぱいあって、『月曜から夜ふかし』とか『ナカイの窓』とか。バラエティーを結構観ますね。


――今回の『劇場霊』と出会って一番良かったことはなんですか?


島崎:今回初めて本格的なお芝居に挑戦させてもらって、こんなに大きな映画に出させてもらえたことですね。


――今後、二十代、三十代となっていく上でどんな女性になっていきたいですか?


島崎:大人らしい大人になりたいって思います。ちゃんと言葉も知っていて…上品でおおらかというか、優しい人。私のおばあちゃんみたいになりたいです。おばあちゃん、とにかく優しいんです。



『自分を解放できる場所はやっぱり家族かなって思います』


――ところで、Peachyとは「ゴキゲン」、「ハッピー」という意味なんですけど、島崎さんにとって何をしている時がハッピーですか?


島崎:今、昼ドラにハマっていて、録画してずっと観ています。あとは、友達とのご飯も楽しいです。


――インタビューさせていただいてすごく落ち着いてるな、という印象を持ったのですが・・・。


島崎:本当ですか?でももう21なんで(笑)。


――昔と比べたらどうですか?


島崎:昔から冷めてるタイプなので、「落ち着きがない」というのはなかったと思います(笑)。一歩引いて見てますね。でも全然子供です。


――「自信がない」とか「人の目を気にしちゃう」ということで、自分なりの克服法はありますか?


島崎:友達に相談しますね。あとは家族に相談したりします。最近なんでも話すようになったんです。前はそこまで家族に話すということはなかったんですけど、自分を解放できる場所はやっぱり家族かなって。家族にはなんでも話そうと思ってます。


http://news.livedoor.com/article/detail/10845793/


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